『風の大連』中間順子著

ついにこの本を手に入れることができた。

昨日図書館でこの本を受け取った。

パラパラとめくった。

胸がときめいた。

昭和10年代の大連が描かれていた。

この2,3カ月戦前の大連を知りたかった。

プールで知り合った奥さんが

大連引揚だったということを知り、

小学生時代に見た大連を、

プール水中歩行しながら聞いていた。

そして、この本があることを知った。

この本となぜ出逢ったのか、

ネットで一高女、大連と検索したのか、

今ははっきり思い出せない。

しかし一高女、大連のネットで探し当てていた。

その本を借りに近所の図書館に行った。

県立図書館に蔵書があるとのことで、

そこから借りてもらった。

その本を読んで、俺なりの縁も感じた。

まだ10ページぐらいしか読んでないので、

詳しいことではないが、

著者は大正10年頃のお生まれ、

昭和13、14年頃、一高女の御卒業。

ここを見ている友人たちは、わかるだろう。

一高女と我が母校の関係を。

我が母校は戦前の一高女の建物に、

創建された新設高校だった。

高校時代に一高女卒のおばさんたちと、

話をしたら、かならずプールの話題がでてきた。

我が母校のプールは一高女のプールだったのだ。

そしてなだはっきりしていないが、

小学校は我が母校山下小卒のようでもあった。

するとその人が一高女を卒業した頃、

向田邦子が山下小学校に在学していたことになる。

少し、読んでから焼き肉屋食事をした。

飯を食う時は集中して食事をするのだが、

この日はこの本のことを考えながら食べていた。

帰宅してすぐテレビを見た。

坂の上の雲 敵艦見ゆ」最終回の前1本。

画面には戦艦三笠の艦長東郷平八郎が映った。

ぐっときた。

その一高女は戦前、東郷学校と揶揄されたいた。

敷地内に東郷平八郎の誕生地があった。

その正門の向かい側には大山巌誕生地。

大山巌も出て来た。

興奮はしていたが、本の続きはまだ読んでいない。

本は朝6時半、鹿児島中央駅待合所で

プールに行く前に読むようにしているからだ。

ちなみに一高女は現在の鶴丸高校だ。

わが母校はそこではない、

1966年の夏、高校のキャンプで、

俺が作詞した歌を歌った。

♪ 学びの土地は伝統の

 明治の偉人出たところ

 西郷大久保東郷の

 築いた道の地を固め

三高紅燃ゆるの曲にあわせて、歌った。

続く・・・