2006年の春節戯曲晩会を見た。

当時74歳の杜近芳の美しい姿に感激。

検索すると昭和7年生まれ、師匠は梅蘭芳だった。

そしてその映像は、2007年の戯曲晩会に変った。

李勝素が出て来た。彼女は1966年生まれ。

長春で生活しているころ、彼女の京劇を

テレビで追っかけた。

そして、この画面には化粧していない杜近芳が登場。

さっき見た京劇の姿とは全然違い、

その年齢の老婦人になっていた。

中国北京で初めて京劇を見たのは81年、

金魚胡同の大衆劇場。

梅葆玖の「貴妃酔酒」を見て大感動をした。

あの日を思い出している。

その10年前には台北で京劇を見て、

しばらくは京劇を見る目的で、

台北に通った。

また画面には梅葆玖さんが出てきた。

台湾に京劇の旅をしたことはここにも

何度か書いている。

その時の女優姜竹華を検索すると、

彼女の舞台写真や京劇学校卒業写真も出てきた。

そして次に打ったら、この長春有情が出た。

ふと俺と同年代の姜竹華さんが、

自分の名前を検索すると、俺の文章が彼女の目に留まるのではなかろうかと、

微かな希望。

久しぶりに今日は2時間近く京劇を見ている。

我が老舎茶館も捨てたものではない、

北京の老舎茶館に行った時の感動、台北の今日世界劇院に行ったときの興奮。

我が劇場にお金を払いたいな!

入館料5000円でも安いなあ。