不思議な夢を見た

進君に誘われて、彼の家に行く夢だった。

場所が特定できない、

俺は市電が近くにあるのだろうかと気になっていた。

与次郎が浜のような雰囲気の場所。

パチンコ屋の近くのような。

高層ではない大きなビルにあった。

一緒に誘われた金魚屋の幸一君が、

なかなか来ないので大声で俺は

彼を呼んでいた。

T、Tと。

全く関係のない俺の上司も自転車で来た。

女性たちもぞくぞくやって来た。

中に入ると広い部屋、料理の準備に

女性たちがばたばたしていた。

まず仏壇にお参りをした。

彼の父親の仏壇だ。

線香が見たこともないもので、

クスリのカプセルのようなもの。

克信君と、博昭君はいたようだった。

俺は線香をあげるとき、進君に聞いた。

「いつ亡くなられたけ?」と。

彼は言った「お前の親父さんと同じころだ」と。

料理を手伝っている女性に美形の人たちがいた。

「お母さんの親戚か」と聞くと、

そうだとこたえた。

お母さんらしい人がいたが、違うと気づいた。

お母さんらしい人は30代だった。

お母さんは90歳過ぎてから亡くなったことは

夢の中では忘れていた。

招待客の女性たちが、俺たちに言った。

「美人の人たちが、たくさん来ますからね」と。

俺は酒は飲む気持ちはなかった。

気になっていたことは、大雨が降りそうな天気、

帰りはどうして帰ろうかだった。

海産物、貝のおおきなのがあった。

まだ食べ始めてはいなかった。

進君にかねてから聞きたいことがあった。

聞こうと思ったとき、彼はそばにいなかった。

彼の実家は我が母の家のすぐ近くで、

そこであったお父さんの葬式には俺も行った。

聞こうと思ったことは、あの実家はお母さんの実家か

お父さんの実家か聞きたかった。

お父さんの葬儀の時は、そこにおばあちゃんがいた。

お父さんの母親だった。

そしてその近所には今、お母さんの姉妹の親戚が

住んでいる。

母宅に行く時、俺はそれが疑問で、

お母さんの妹さんの御主人に、

いつかそのことを聞いてみようと

かねてから思っている。

昨日はたまたまそのご主人を見かけていた。

目が覚めて、すぐ思い出したのは

お母さんはすでに亡くなっていたと。

そして幸一君の葬式の時、幸一君の母親と

同級生だった進君のお母さんも来ていたことを。

夢で見た進君のお母さんらしい人は、

30代のようだった。

小学校1年の時、御着きやにあった、

彼の家で勉強したときが、

夢で見た彼のお母さんの年齢だった。

お母さんの葬式は行くつもりだったが、

鹿児島は大雪、俺は行けなかった。

夢を見てからそんなことを思い出している。

目が覚めたとき、「吉川英治 三国志」が

YOUTUBEで流れていた。