一瞬の夢

2時ごろ二度寝をした。

テレビで三国志を聞きながら。

諸葛孔明の兄、呉の諸葛瑾が、

「家族を全部獄につながれた」と、

諸葛孔明に言う。

荊州を返してくれとの呉王孫権の命令を受けた」と。

劉備孔明に承諾して返すというが、関羽が承知しない。

魯粛となら交渉に応じるという関羽

病気の魯粛に会いに行く。

そして一部を返還することになり、諸葛瑾は喜んだ。

その辺まではうすらうすらと聞き入っていた。

そして数分眠ったのだろう。

夢を見た。

大きな部屋、講堂のようなところに大勢、

5,6十人坐っていた。

突然女性がコップに酒を注ぎ、乾杯という。

たくさんの人たちがわあっと言って乾杯をした。

俺は酒はやめているが、瞬間乾杯して、意気投合したいと

思っていた。

そして後方に座っている、夫婦の女性の方に近づいて、

話しかけた。

「こまきさんではないですか」と、

彼女は「こまきではない」と答えた。

「旧姓こまきさんでは」というと、

「そうだ」という。

こまきみずよさんだと名前まで覚えていた。

席に戻った。

こまきさんの顔は昔と変わっていなかった。

高校を卒業して55年、一度も会ったことのない人だ。

一年後輩、なんのかかわりもない人。

もちろん相手はわたしなぞしるよしもない。

それがなぜ、夢に出たのだろう。

と不思議な思いでここに書き込んでいる。