明け方、「学問のススメ村松友視『道楽的人生の極意』」を聞いた。
最後の晩餐について村松友視さんが語ったが、その時
母のことを思ったので、村松さんのことばは忘れてしまった。
母の最後の晩餐について思い出していた。
起き上がって10年日記で確認した。
2013年3月23日に書き記していた。
その日、俺は鹿児島空港ホテルでバイキングの予定だった。
宮崎県えびの市の歯科治療をして、
空港ホテルに行くと、その日は休み。
がっかりして鹿児島の法華倶楽部に行って食べていた。
母の家に寄った。
もし空港ホテルだったら、母の家に寄る予定ではなかった。
母の家に行って、驚いたことは、母がいる気配がなかった。
弟が母を連れ出したのだろうかと思って、
部屋に入ると母が椅子に座っていた。
どうしたのかと訊くと腹が減ってつらいという。
冷蔵庫にチラシ寿司があるから取ってくれというので、
取って母に渡した。
その寿司をがつがつ食べる母に驚いた。
見たこともない母の食べ方だった。
しばらく母と語った。
弟の嫁さんが来たので、俺は散歩に行った。
しばらくして帰ってきた。
すると母がごはんをたいてくれという。
俺は「嫁さんに頼まなかったのか」と言って、
ごはんをたいてやった。
母は卵かけごはんを食べたいといって、
その時食べたか、俺が帰ってから食べたかは記憶にない。
その翌日、弟から電話があり、「母が起きて来ない」という、
救急車ではこばれ、意識不明のまま、
3カ月後の6月18日に亡くなった。
そのことを考えながら、YOUTUB村松友視さん対談を聞いた。