今朝のプールで、いつも会う先生の奥さんが、
入場してシャワーを浴びてすぐ、俺の方に寄って来られて、
「月曜日あなたと谷川健一さんの話をしましたね。家に帰ってから日記を見たら
その日が谷川健一さんの命日で7年忌だった」と。
「すごいですね、何か持っているのではないですか」と言われた。
この奥さんとこのプールで初めてお会いした時もそこのシャワーの所だった。
プール入場者は名前を登記する。
そこに書かれた名前を見て、高校時代の先生と同じ名字だと思った。
シャワーを浴びていた奥さんに話しかけた。
「奥さんは出水と関係ないですか」「はい」「ご主人は高校の先生ではないですか」
などと訊くと怪訝な顔をされたが、「邦彦ちゃんを知っていますか」と訊くと、
急に親し気に安心した顔で応対に応えられた。
それから4年経っているのだが、今朝のこの出来事だ。
奥さんは水俣女学校で谷川健一先生に習われたと言っておられた。
それでプールでは谷川健一さんの話もよくしていた。
俺は卒論で「沖縄女性史」をした。
その資料としても谷川健一さんの本はたくさん読んでいたのだ。
1921年7月28日~2013年8月24日
「鼻っ柱の強い負けず嫌い」角川誕生日事典