俺に『青春の門』を薦めたのは、高校時代の友人市さんだった。
学生時代だったか、そのあとだったかは覚えていない。
彼がその本を読めと言ったことだけは、
はっきり覚えている。
読んだときに、なぜ五木寛之を知らなかったのかと、
残念に思ったことも覚えている。
名前は知っていても、その人の著作を読んでいなかった人は
向田邦子もそうだった。
出会いが遅かった。
流行に鈍感だった。
もちろん今でも鈍感で気付かないことが多いことは、
よくわかっている。
「五木寛之~人生の四季~その1」をYOUTUBEで聞いている。
この講演は令和になろうとしている時の長野での講演だ。
音声が悪い、個人の録音だろう。
昭和7年9月30日生まれの五木さんが、昭和7年生まれの著名人を語っている。
早々たる人たちがいる。
昭和7年生まれ、俺が昨日プールで語った高校時代の先生の奥さんが、
昭和8年だったと思う。
昨日も500m泳がれた。
「人生のたそがれが寂しい」という話をされた。
黄昏はあなただけではないですよ、私もですよという
思いで聞いていた。
五木さん「2050年には100歳以上が50万人になるそうです」と。
生きておれば、俺も102歳になっている。
俺が生きているまさか、と思いながら、
もし生きてれば、おもしろいかもと一瞬よぎった。
9月5日、鹿児島に台風が接近してきそうな日だ。
明日のプールはあるかどうか未定。
今朝は五木寛之さんで始まった。
昭和7年のことをプールでおばさんたちに持ち出して見よう。