「大事な親を駕籠描きにした」

明け方になって、志ん朝の「抜け雀」を聞いた。

何回も聞いた話だ。

誰の「抜け雀」を聞いたか、思い出そうとした。

好きな落語だ。

調べた。

古今亭志ん生桂米朝も演じていた。

志ん生ののは何度も聞いた。

米朝も聞いたことを覚えている。

桂小南も聞いた。

志ん朝の演じているこの噺を聞きながら、

志ん朝は名人に?と思いながら聞いていた。

俺の名人は志ん生文楽

この二人こそ名人と言える人だ。

聞き終わって、次に始まったのは「文七元結」。

志ん朝がその枕で親父の志ん生に「誰が名人か」と訊く場面がある。

志ん生は橘家円喬と応えている。

橘家円喬、夏目漱石がほめたという3代目小さん、

三遊亭円朝を聞いてみたい。

しばらくは志ん朝を聞き続けてみよう。