ホンさん

いつも行くホテルの女性従業員だ。

領収書の印鑑にカタカナでホン。

台湾の人だろうかと思って訊くと、

ベトナムの人だった。

数年その仕事ぶりを見ていたのだが、外国人とは気付かなかった。

ホンという名前は台湾に多い名前だ。

それで訊いてみたのだ。

来月の割引券をくれた。

今月からその割引券はくれなくなったと他の従業員は言う。

何が事実かわからないが、割引券は嬉しかった。

10%割引、150円割引するだけ。

しかし嬉しかった。

今日も彼女は居た。

どこで習ったのかと訊くと、鹿児島の学校とのこと。

私も行ったことのある学校だった。

そこの経営者の先生夫婦と食事をしたことがあった。

そして帰宅してニュースを見ると、ベトナム人の豚などの泥棒の事件。

仕事をしていてつらくなることもあるだろうなと思った。

明日は別のホテルに行く、そこではまだプレミアム食事券を売っている?

今日までは売っていた。

食事の時、プレミアム食事券の支払い方法を考えた。

今までは1枚払って、残金カード払いしていた。

今後は飲み物代も含めて支払うことを考えた。

食事券2枚で支払われる。2000円の支払いを1500円ですませる。

そんな些細なことを考えながらのランチバイキング。

10万円分購入したが、明日は更に2万円分購入しようと思う。

歩いて、泳いで、喰って、視て、すべてが終わる。

今、三島由紀夫川端康成の死をテレビで見た。

三島は文豪になるか英雄になるかで死んだそうだ。

川端康成は最後まで書き続かたかったが限界を感じての死だったと。

若い時にスタンダールの墓碑に書かれた言葉が心に残った。

「生きた、恋した、書いた」?

俺は・・・・・