毎日が那覇の夜

1971年4月1日から那覇で生活を始めた。

それは沖縄人になる決心だった。

まさか数カ月で挫折するとは。

その沖縄の生活で1番の楽しみは、沖縄のラジオから流れる沖縄民謡だった。

その時聞いたのが、「民謡で今日拝なびら」上原直彦アナウンサー司会の番組だった。

それを50年経った今、YOUTUBEで毎夜聞いているのだ。

しばらくは寝る時に沖縄民謡を聞くのを控えた。

興奮してかえって眠れなくなると思っていた。

この数週間、沖縄民謡を聞くことになれた。

静かに聞くことができることを知った。

毎夜聞いている。

そこに那覇がある。

1971年の那覇だ。

今日は1971年12月8日、真珠湾攻撃のこの日の沖縄はしらない。

相棒の八木政男さんの沖縄芝居を追っかけたこともあった。

この番組で沖縄知識も増えそうだ。

目が覚めるのが11時ごろだ。

そこからは吉川英治水滸伝」「三国志」を日根敏晶さんの朗読で聞く。

水滸伝もだいぶ詳しくなってきた。

朗読を中国語で聞くようになった時、完成?と言うのだろうか。

水滸伝も、三国志も、金瓶梅も中国語である。

すべてそろったといってもいいだろう。