雪月花

雪と月と花。四季折々の好いながめ。つきゆきはな。広辞苑

山茶花や梅や桃の花に雪が積もっている。

リビングルームから庭の雪を眺めながらのテレビ鑑賞だ。

酒でも飲めば風流なのだろうが、暖かい紅茶で手を温めている。

築30年を過ぎた我が家、2月にはしだれ梅が咲く。

3月末には桜の花が咲く。大きな木が2本ある。

山桜と芳野桜だ。

そのころは紅葉の若葉に庭の大木はおおわれる。

杏子もザクロも無花果も柿もある。

小さな庭だが、四季の時々に、風流な気分になる。

二階からは花火も見える。

小さな家の小さな幸せだ。

そんなことを書きこみながら・・・

心は不安だ。

明後日、いよいよ眼科に行くのだ。

レーザー光線を当てることになっている。

これさえなければ、と。

日常の平々凡々がいかに幸せであるかを、考える令和3年1月10日だ。