高校生の修学旅行に俺も同行していた
引率ではない、一緒に旅をしていたようだ
中国長春だったような気がする
最初は弟もいたようだった
帰る時に、荷物の整理を弟にまかせた
どんな荷物を積んだのか、忘れてきたのか気になっていた
その荷物の中にがらくたがたくさんあった
持って帰る必要のない小物を、中国の元同僚の友人にやった
からっぽの貯金箱と、お金の入っている貯金箱を渡していた
吉永小百合のフォノシートもあった
ホテルを出る寸前にトイレに行きたくなった
ふつうのトイレがなかった
屋上トイレから外務向って小便をした
したかった割りのはちょろちょろでた
中国人の教え子がその宿泊などもあるセンターに勤めていた
偶然出会って俺は喜んだが彼は覚えていなかった
姚さんという絵描きさんになっていた
カメラで生徒写真を写していた元同僚にも話しかけたが、無視されていた
宿舎の近くは長春の繁華街だった
お寺に来ていた
そのお寺の名前をお寺のひとに聞いてもはっきりわからなかった
京都のお寺のようだった
目が覚めてから、中途半端ですっきりしなかった
しかし少しだけでも長春を垣間見たあことが嬉しくもあった