昨日は十五夜だった。
沖縄のラジオを聞いているので、十五夜の話題がでていた。
俺はその番組に十五夜を歌った歌を投稿していたのに、
外も見ずに寝た。
夜中に思い出して外を見たが曇っていて月は見えなかった。
少年の頃、俺は十五夜が大好きだった。
十五夜を楽しみに一年を生きていたような気がする。
十五夜相撲が楽しみだったのだ。
相撲だけが強い少年だった。
私の住んでいた鹿児島市高見馬場西千石町は十五夜相撲が盛んだった。町内会のリーダーの消防分団の団長さんが頑張っていた。
少年だった俺は、高校で柔道をして、大学でもしばらく柔道をした。
大学卒業して沖縄居住。沖縄の全島沖縄相撲大会に飛び入りで出場した。応援に来た友人の家族は試合では負けたが「強かった強かった」と言って驚いていた。
那覇の波の上神宮の祭りでのことだった。
その後、鹿児島に帰ってきて、十五夜相撲に参加した。
鹿児島商工高校が全国制覇したときだ。
その相撲部の生徒達も特別に呼ばれて、参加していた。
そこに後に若島津になる少年もいたのだ。
そして俺は3人抜き相撲で勝った。
俺の記憶では若島津ともやったとおもっているが、
若島津に聞かなければわからないだろう。
それが俺の十五夜なのだが、月さえも見なかったことが、
悔やまれる朝になった。