人間国宝 柳家小三治死去

1934年12月17日~2020年10月7日

「現実の国の住人」角川誕生日事典

柳家小三治師匠の真打披露の高座を当時新宿末廣亭で見た。

当時の落語会の重鎮がそこにいた。

桂文楽三遊亭圓生林家正蔵柳家小さん金原亭馬生

そこで話されたことは「小三治という名は将来柳家小さんを継ぐ人だ」と。そして小三治は小さんを継がなかった。小三治の魅力はそこに極まった。彼は小三治人間国宝になった。

それが忘れられない噺家としての勲章だと私は思う。