『闖関東外伝』

闖という字が読めなかった。

闖入の闖だと思い打ち込んでみたらその字だった。

内容は清朝の終末期に大量の山東人が満州に無断入境するという物語のようだ。

中国長春に住んでいた時、俺の疑問は東北地方に住んでいる人はほとんど現地満州人なのだろうかと思っていた。しかし先輩の中国人教師が「ほとんどが山東省人だ」と教えてくださった。

ドラマを見ながらそういうことかと少しわかった。

『希望の大地』というドラマも見ている。それは改革開放時期の中国知識青年たちのその後の人生だが、1981年に中国に短期留学した当時の中国人学生たちとの共同生活で見たことが、少しづつわかってきた。テレビドラマで中国が深く見えるようにもなった。

始皇帝と麗姫』というドラマで始皇帝についても考えている。

昨夜も吉川英治の『三国志』の朗読を聞きながら寝ていた。

三国志』の朗読を聞き始めて数年たった。これも少しづつ見えてきた。高校時代に夢中に読んだ吉川英治の文章力もあらためて考えさせられている。

「日暮れて道遠し」今更遅すぎるのだが、「朝に道を聞かば夕べに死すともかなり」。知らないで死ぬよりはましだろうと思いながら、

今日も「一日一番」の大相撲精神で生きて行かざるを得ない。