博多ですばい

福岡市西区宮浦 

福岡を歩く前川清と江藤窓口さん。

西区と言っても何も知らない。

俺は東区に住んでいた。

25歳の時だ。福岡では会社員だったが、何もなかったけれども

青春時代を感じている。若さのせいだろう。前川さんが歩く福岡は知らないが、

なぜか物悲しくなってくる。詳しく思いだせば、小さな恋はあったような気もする。

職場の女の子と電車が一緒だった。ほのぼのとした気持ちがあった。すると、上司が葉話をつけてくれた。人の奥さんだったが夫婦で食事に招いてくれた。1974年だから48年前だ。中国語を習った。中国から帰って来た人だった。かわいかった。生徒は西南学院大学の学生が多かった。皆で唐津の虹の松原に泳ぎに行った。楽しい思い出になる。その3か月後に俺は台湾に旅立った。そんな小さな思い出も、胸にせまるような懐かしさがある。前川清さんが見せる福岡散歩。俺は思い出を歩いているような気がしている。