富山売薬

越中富山を旅するのは城戸真亜子さん

1961年8月28日生

「言語をあやつる達人」角川誕生日事典

薬屋さん、友人たちは俺が薬品会社に勤めていたということを覚えているだろうか。

父も母も同じ薬品問屋に勤めていた。

俺は小学校・中学校時代は将来の職業は薬剤師と思っていたが、

そっちの方向には興味がわかなかった。

しかし、文学部を卒業して大塚製薬に就職は決まっていたのだ。

徳島の大塚製薬に行っていたら、どんな人生があっただろうか。

沖縄も台湾も中国も知らなかったかもしれない。

妹は父母と同じ薬品卸やに勤めた。

そんなことを考えながら、富山の旅番組を見ている。

富山には一度だけ立ち寄った。

北陸の旅の時だった。

駅前の銭湯に入って、次の列車の連絡時間まで過ごした。

万博の年だった。帰りは万博に寄った。

大阪の大学に通っていつ友人宅に泊めてもらったが、

俺は一人ではなかったので、泊めた友人も気をつかって彼は別の友人宅に泊まった。

その友人はどうしているだろうか。A君、鹿児島の高見馬場のジムに勤務していた。