先斗町 ますだ

料理屋の屏風に司馬遼太郎が書き付けたことば

瀬戸内の奈良本丸の走るなる

八尋の海の林の永きや

依田の山添下村荒るる

 一緒に食事をした人たちの名前を入れて、

その言葉を書いたとのエピソードから

司馬遼太郎が問い続けたことは

「日本人とは何なのか」司馬遼太郎記念館館長の義弟さんがそのことを語った。

司馬遼太郎さんが「日本人とは何か」。

俺が「日本人とは?中国人とは?」を考え続けているところは、司馬さんに似ているが、俺はそれを文章にできない。もちろん大きな違いだが。