東郷平八郎の孫

いつもプールに来ているご老人が、最近来ていない。

常連の人に「あのおじいさんは来ていないですね」と訊くと、

「東郷さん、東郷平八郎の孫だそうです」と言われたのでびっくりした。

数年間同じ時間にプールで水中歩きをしていたが、東郷平八郎の孫さんだったとは、今日初めて知った。

東郷平八郎は1848年生まれ、私と100歳違う。

昭和の時代まで生きて居られた。

帰宅後ネットで東郷平八郎を確認すると、息子さんが二人、娘さんが一人いたようだ。

子どもさんたちは戦後も長く生きておられたようだった。プールに出て来られたら、少しお話を聞きたいと思う。

私の母校高校に東郷平八郎誕生地の記念碑がある。戦前、昭和10年に建造された建物で、戦前は鹿児島一高女の敷地だった。戦前鹿児島一高女の生徒達を見れば鹿児島市民は敬意をこめて、東郷学校と言っていたということを訊いたことがあった。たまたま、そのことを同級生の秀輝君と語ったら、彼が「自分の母親も一高女だった」というので、また機会があれば、そのようなことを彼とも語ってみたいと思っている。