晩年の東郷元帥だった
まわりに人は沢山いたが、
東郷元帥を知っている人たちではなかった。
俺はその人たちに向かって、何か質問はないか?
と声を上げていたが、何の質問もなかった。
俺は質問があったのだが、とうとう聞かずじまいだった。
東郷元帥に、「一番尊敬する日本人は誰ですか」だったのだが、
そして東郷元帥に友人がプレゼントした。
東郷元帥はとても喜ばれた。
プレゼントしたのは背広、プレゼントした人は隆明君だった。
俺はプレゼントする隆明君にまたやったなあ。と思っていた。
またとは、今東光と会ったときも彼が今東光と握手したからだった。
東郷元帥は彼にもらった背広を着て立ち去られた。
その後ろ姿を見ている俺がいた。