若隆景のファミリーヒストリー

俺がその番組のディレクターなら、

そんな企画で作品を作る。

若隆景のファミリーヒストリーを追求すれば、

戦中戦後の相撲の歴史もおもしろい。

彼の祖父 若葉山貞雄さんは、戦前からの相撲取り。

1922年大正時代に北京で生まれている。

早くに両親と離れ離れになり、その両親を見つけ出す手がかりとして、

相撲取りになろうとしたそうだ。

1939年昭和14年巡業に来た安芸ノ海に弟子入り志願したが断られて、

呉服屋に勤め、朝鮮京城で番頭をしていたが、両親を探し出す夢は消えず、

双葉山の弟子になり、1942年昭和17年に力士になっている。その後、戦後は十両から幕内に上がり、若葉山という名前で小結まで昇進している。その娘が幕下力士で、若葉山経営のチャンコ料理屋で仕事をしていた若信夫に嫁ぎ、その子供三人が、現役の大相撲力士、若隆元、若元春、若隆景。

俺が知りたい歴史絵巻に満ち満ちている経歴だ。

このほかに俺の興味があるファミリーヒストリーは芸人のゴリさんと山里亮太

この人たちのファミリーヒストリーの人間模様にも興味津々なのだが。