そんなことを覚えている友人はおるだろうか?
友人たちは俺が吉永小百合を好きだったというのは、
伝説になっていた。
映画「駅前満貫」を見終わった。
1967年1月の公開の映画だった。
1967年4月から1971年まで俺は東京で学生生活を送っていた。
白黒の小型テレビを1台購入していた。
今回の東京旅で、5月11日俺は荻窪から早稲田に行き、早稲田大学西門から出て、
馬場下のほうに歩いた。穴八幡神社の下に、そのテレビを買った電気屋が、
当時あった。
俺はその場所で立ち止まって、何か面影はないか、まわりを眺めた。
そして思い出していた。
テレビを月賦で購入して保証人がいなかったことを。
電気屋のご主人が保証人になってくださった。
昭和42年の春、東京で最初に親切を感じたご夫婦だった。
そんなことを考えながら馬場下を歩いた。
さてその池内淳子さんのことだ。
大学4年間、俺をテレビで心をときめかせてくれた女性が池内淳子さんだった。
検索すると当時も「女とみそ汁」はあった。
ビデオのない時代だった。
そのドラマに夢中だった。
当時彼女は35,6歳だったようだ。
今思い出しても胸がキューンとなる。
1933年11月4日~2010年9月26日
「ユーモアいっぱいの煽動家」角川誕生日事典
彼女主演の「女とみそ汁」DVD版を持っている。
この10年間で何度か見てはいる。
あの時のときめきが、映像に出ている池内さんに感じることが不思議だ。
こんどは友人たちに訊いてみよう。
俺が池内淳子を好きだったと覚えているかと。