感動した。
まさかそんな予定ではなかった。
プールを終えて帰宅。
いつものように「民謡で今日拝なびら」の過去放送を見た。
そしてたまたま娘がいたので、気になっていた映画を検索してもらおうと思った。
娘が「パソコンで自分で検索すれば」というので、
検索した。
パソコンで検索すると、65インチのテレビに出てきた。1時間弱の映画だった。
今日見る予定ではなかったが、見た。
そして涙が、映画の内容にも感動したが、
そこに1955年の古今亭志ん生が出演していたのだ。
船越英二の失恋から始まったのだが、映像を見ながら、
寅さんに出演した船越英二を思い出していた。
作品を検索すると「男はつらいよ 寅次郎相合傘」だった。
1975年8月7日公開の映画で、マドンナは浅丘ルリ子。
長春時代に一番見た聞いた映画だった。
それを思い出しながら今日の映画「泣き笑い地獄極楽」1955年昭和30年の映画を見た。
73歳の俺に日本の芸人で一番会いたい人はと言われれば、俺は「古今亭志ん生」と答える。俺が寄席に通うころ志ん生はまだ生きていた。しかし寄席では一度も見ることはできなかった。桂文楽も春風亭柳橋も三遊亭圓生も林家正蔵も柳家小さんもいた時代だったが、志ん生には寄席ではあうことはなかった。
その志ん生とたったいま出逢ったのだ。涙が出た。感動した。
今日5月18日は古今亭志ん生と映画で出逢った日となるだろう。
船越英二もよかった。寅さんを思い出し浅丘ルリ子のリリーをも思い出した。
予期せぬ出会いの日になった。