老後に沖縄を楽しむとは

1970年1月、初めて沖縄を旅した。

その時に、50年後に、沖縄民謡を毎日聞く生活をするとは、

思ってもいなかっただろう。

その年の暮れには、卒業論文の資料を求める旅を、

沖縄に行った。

卒業論文が沖縄になったことも、今になれば驚きだ。

文学部だったので、入学以来卒業論文のテーマはいつも頭に思い浮かべていた。

当時の記憶はないが、老荘思想に興味があった。やがて落語に興味を持ち、

老荘思想と落語を結び付けようと思ったりもした。暉峻康隆先生に芭蕉をならった。

芭蕉老荘思想に関連のことも考えて、芭蕉の本も読んだ。古今亭志ん生老荘思想を結び付けようともしていた。

それが沖縄になり、沖縄女性史・沖縄民謡との関係になった。

そして今、沖縄民謡のラジオをYOUTUBEで見ている。

毎日2時間見ている。1時間は音声だけ聞いている。毎日の楽しみでもある。

楽しませてもらっている。老後がそのおかげで有意義でもある。

学生時代寄席に通った。落語は終生の楽しみにしようとは思っていた。

昨夜も古今亭志ん朝を聞いた。

中国ドラマを見ている。毎日3時間は見る。相撲がない時は8時間は見ている。

そんなことで老後の時間を持て余してはいない。

毎日追われている心境だ。

それに大相撲観覧がある。俺が早口でしゃべるのは、その忙しさのせいだろうか。