楓下村塾

少年時代、

1964年オリンピックの年

高校1年生だった。

広島大学の教授の

吉田松陰を語る講演を聞いた。

感動した。

立命館大学奈良本辰也先生の本を読んだ。

それから56年。

松下村塾を作りたいと思って、

生きて来た。

もし松下村塾を作りたいという

気持がなかったら、

俺は早くに挫折していただろう。

そしていま、我が家に

楓下村塾という名前をつけた。

塾生は一人だ。

塾頭も一人だ。

ここで俺は学ぼうとしているのだ。

中国思想・中国史・日本史・日本文化史・中国文化史。

沖縄文化・沖縄民謡・落語講談浪花節

中国映画・日本映画。

コロナ自粛の日々も、

楓下村塾生は忙しかったのだ。

体育は歩行と水泳をジムで学んでいる。

8時間ぐらいのテレビ学習。

10時間ぐらいのYOUTUBE学習。

毎日寝ているのか、起きているのかも

わからない生活だ。

ふとんに入ったら朝まで、YOUTUBE

今は吉川英治の「三国志」「水滸伝」の

朗読を聞いている。

勉強をした翌日は、

すべて忘れてはいるが、

勉強する時はおもしろい。

わが最後の時は、老舎茶館と

楓下村塾で、終わりだ。

1年1回は修学旅行に行く。

すでに中国旅行往復4回できる

マイレージは取得している。

病気の敵は、膝と脳みそだ。

ひざは衰えてはきたが、

脳みそはまだ生きてくれている。

明日はプールは休み。

今から楓下村塾だ。