隆明君からも

朝1番で電話があった。

もし秀純が生きていたら、何を語っただろうか。

俺は昨日55年前の女性の友人に教えようと思った。

それを車の運転中に考えていたら、道路わきの石にガーンとぶつかった。

車に大きい傷がついただろうと思ったが、大きな傷はなかった。

俺への戒めだろうと考えて、教えようとしたことを止めた。