『台所太平記』谷崎潤一郎

朗読 あべよしみ  6時間35分18秒

夜中にこのYOUTUBE番組を聞いた。

睡眠にはよかったようだが、後半部分はしっかり聞いていた。

なぜか途上人物に鹿児島の人がいて、よかにせなどのことばもでてきた。

サンデー毎日に1962年10月28日~1963年3月10日 連載。

東京オリンピックの前年、ちょうど俺が中学校2年生の時に連載されていたようだ。

隆明君と同じクラスだったころだ。

1963年には映画も公開されている。森繁久彌・森光子・団令子・乙和信子・淡路恵子が出演している。

親父の蔵本に「悪妻」があった。その本を高校時代に読んだ。大人の世界を描いていた。隠し読んだと言ってもいい。しかしその本、初版本は今も我が家にある。

1967年大学に入学した時、文学部図書館に通ったことがあった。そこに谷崎潤一郎全集があった。それを全部読もうとしたこともあったが、図書館通いも長くは続かなかった。応援団に入部したり、柔道部に入ったり、アルバイトをし始めたので、大学図書館とは縁がなくなった。朗読で、そんなことまで思い出している。

谷崎潤一郎の朗読を聞きながら、これが文豪というのだろうなと改めて感嘆している。