ぼんやりと見ていた。
まさか鹿児島商業野球部のエピソードが出るなんて想像もしていなかった。
昭和21年の高校野球の物語だった。
行く道中で警官に不審尋問にあっていた。リュックの中にある食料品に闇売りと勘違いされての不審尋問だった。
鹿商、私が初めて教師として赴任した学校だった。
中学校時代には鹿商バレー部に行くと言う夢も持っていた学校だ。
昭和21年のその学校のエピソード。
ぼんやり見ていた俺の目がかっと開いた。
西郷輝彦が学んだ鹿児島商業高校の前身の学校だ。
おもしろかった。