柔道部の友人T君を思いながら東京に行った。
T君とはそんなに親しかったわけではなかったが、
彼のことが気になっていた。
東海林太郎特集があった。
それをしっかり見た。
その東海林太郎を歌う友人を思い出していた。
柔道部のコンパで彼は東海林太郎を歌っていた。
大分の柔道の猛者だった。
10月23日同期会の時に大学祭で東海林太郎特別展示室に行った。
そこでも彼のことを思った。
そして同期会懇親会会場受付で、柔道部の人は来ないだろうと言われた。
監督がその前々日に亡くなられたこともそこで始めて知った。
しかし、友人豊二君は来た。
彼の隣に座り、柔道部の連中の消息を聞いた。
T君が最近亡くなったことも聞いた。
独身で孤独死、豊二君がすべてを整理したはなしも聞いた。
東海林太郎と彼、俺はそれを思い出していたが、豊二君は、
その記憶はなかった。今も、大分の柔道の猛者T君を思い浮かべている。