新紙幣で思うこと

団塊の世代

俺の記憶は

50円札100円札、10円札、1円札、5円札を覚えている。

こどの時にお年玉をもらった。

100円札か50円札かとても気になっていた。

50円札だった時のあのがっかりした気持ち。

100円札は将来価値が上がると思い、1万円ぐらい所蔵したことがあったが、

価値は上がらず、使用がすくなったころには

おつりでもらったりしていたので

100円札をまとめて使ったこともあった。

払った相手が「これは使われますか」と心配げに訊かれたことが、

今は懐かしい。

50円硬貨が出た時だっただろう、祖母と八代の喜楽館という映画館で

入場券を買うときに祖母が50円落として落ちたお金を探したことを思い出した。

あの時は祖母がかわいそうで悲しかった。

見た映画は淡島千景の「黄色い烏」だったような気がする。

戦後世代だったが戦前の50銭紙幣もまだ使っていた記憶もある。

1970年に沖縄に行った時には初めてドル紙幣を使った、

翌年初めての台湾では中華民国紙幣孫文の絵が入っていたお金が珍しかった。

75年には韓国に行った円高でウオン紙幣がたくさん交換できたこともあった。

81年は中国の旅、外国人用と中国人用の紙幣があって驚いたこともあったが、中国人用の紙幣を使うと、外国人用の紙幣を催促されたことなども今は昔。

俺は紙幣交換機関連の沖電気の株を今年は買って騰がることを期待していたが、いまだに株価に変化はなく購入した時より下がっている。