ふと思い出した。
親父が大学入学手続きに行った。
親父はフランス語を選択してきたと言った。
あの時中国語だったらとその後何度か思った。
しかしフランス語だったので臼井善隆教授と出会ったのだ。
教材はチェホフの小説だったがタイトルは忘れた。フランス語の授業での内容の記憶はないが、先生の顔をじっと見ていたことだけは覚えている。そしてクラス分けは第二外国語で分けられていたので、そのクラスだった学生たちをおぼろげに思いだしている、
東京で最初に見た女性たちがそのクラスの人だった。とうとう友人にはならず一言もしゃべった記憶はないが、卒業名簿を持っているので、それで確認をしたくなった。しかし卒業名簿は弟にやったので返してもらおうかと今は考えている。