二人の女性

タイトルにどっちの女性を書くか

迷った。

向田邦子岸田今日子さん。

夜中に向田邦子さんの小説を岸田今日子さんの朗読で聞いた。

岸田さんの朗読のうまさに最後まで惹き入れていた。

「隣の女」向田さんの文章力にもあらためて凄さを感じてもいた。

そして朗読を聞きながらその二人の女性の名前を口にした知り合いの女性をも思い出していた。

向田邦子という名前を初めて人の口から耳にした時は、「どんな小説がすきですか」と訊いた時のその女性の言葉だった。俺はまだ向田邦子の作品は読んでいなかった。ドラマもあまり見ていなかった。

そんなとき向田邦子、その女性はどうしているだろうかと思った。

琴の師匠だった。

岸田今日子という名前は中高校生の時に聞いた。その女性はクラスで成績が一番の人だった。今思えば、彼女は勉強以外にもいろいろよく知っていたなあと。

向田邦子のもう一つの作品「マンハッタン」も聞いた。

二つとも途中では眠っていなかった。

岸田今日子 1930年4月29日~2006年12月17日

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向田邦子 1929年11月28日~1981年8月22日

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