彼の話が面白かった。
1冊の小説を読むように興味がわいた。
お互いの歴史を語り、文学にもなっていた。
学生時代彼の隣の部屋に住んでいた。
20歳前後だった俺たちは、よく語った。
友人たちもたまり場にしていた。
当時彼が持って来たのは俺にはニューミュージックだった。
軍歌、懐メロ、寮歌しか歌わない俺に。
フォークソングを歌って聞かせてくれていた。
その彼と、クリスマスの朝、お互いのファミリーヒストリーを語っていた。
お互いというよりも、出会った共通の友人たちの話にもなった。
そして、そのあと、隆明君にも電話して語った。
彼の事も話題になっていたので、
そしてクリスマスだったからか、隆明君の誕生日占いをしてやった。
彼に似合った言葉が出てきた。
「人生の達人」彼を表す言葉になったような気がする。
ちなみに俺は「ユニークな一匹狼」。