秀輝君から、驚きの電話

朝、7時過ぎ、

彼から突然の電話があった

「聞いたよ。民謡で今日拝なびらを」と。

一瞬ピンとこなかった。

「1月26日のこの番組を聞いた」というのである。

驚きだった。

彼が聞いたことに。

その日私がラジオ番組にリクエストを投書した文章が紹介されたのだった。

私は、沖縄でその放送を聞いた人で、関心を持つ人が居ったであろうということは、

予測した。

まさか秀輝君が聞いたとは、感動した。

彼に聞いてもらいたいと、放送されたときに思っていたのだったので。

彼が竹富島を旅した話を初めて?聞いた。

しばらく竹富島の星砂、海で泳いだ話などをした。

そして作家の森村桂さんの「沖縄へ行く」という本を読んでから竹富島に行ったはなしなどをした。

突如思い出したのは、読書後本の裏に彼のことを書き込んだのではと思い、

電話がつながったまま、本を調べた。

ちゃんと彼の名前が書き込んであった。

1970年4月13日 鹿児島で秀輝君と

それを彼に伝えることができたことが嬉しかった。

彼にブックオフに行くことを勧めた。

ブックオフにこの本があるのではと。

私もブックオフでこの本を見つけたことがあった。

青春の時に心をときめかせたこの本が100円で売られていたことの寂しさもあったが。

彼に電話で告げた。竹富島に行った時、ラジオで放送されたとき。

しかし「今日の君からの電話はその時以上に嬉しかった」と。

そしてここに書き込むことも彼に告げた。

電話が終わってから、20分経っただろうか。

一気にここに書き込んだ。

彼とは高校時代の同級生だったが、大学時代には彼の隣の部屋で、ともに生活をしたと言う思い出があった。

今度はラジオリクエスト投稿に、彼にプレゼントをする約束もした。

次の楽しみができた。