まだまだ大丈夫と思っていた

定年になってから一番鍛えたのは足だった

歩いた歩いた泳いだ老田

ずっと歩き続けることを夢みていた

今もその夢は捨てはないが、今のところ歩けそうではない

俺の旅はただ歩くことだった。

北京でも上海でもタイペイでも地元の人が驚くほど歩いた

60歳前に長春で学校に勤めた。

零下20度の世界でできるだけ歩いて職場に通った。

それがそれでだろうか歩けなくなってしまった。

飛行機の切符も中国旅行数往復分はマイレージで持っている。

新幹線の半額優待券、プサンへの船台1万円の優待券も持っている。

しかし今は旅ができそうもない。

必ず克服して、せめて上海、北京、台北、大連には行ってみたい。

航空券はまだ数年は手に入りそうだから。JALカードマイレージはあいかわらず貯まっている。膝が痛いと言うのは序の口だろう。片足がなくても歩いている人、眼が見えなくても旅をしている人たちはたくさんいるようだ。希望だけは持って進もう。