私が幼児の頃聞いたことは、私の誕生と妙見祭りが重なっていたということだった
八代市の最大の祭り妙見祭りを見に行きたいと思っていたが、とうとう行かずに
歩けなくなった。
この日の親父は、母は、祖父母は。二人の叔父はどうしていたのだろうか。
このころの俺を知っているであろう人は、一人いる。
一昨日、昔の親父がつとめていた会社に当時の社員の消息を尋ねてみた。その時
現社長の母親のこの方は、ご健在ということはわかった。この人しか知らないと思うがこの人の記憶と俺の思いは違うだろう。当時この人は10歳ぐらいの少女だったはずだ。
やがてヒヨコが誕生する4日前だ。