人間万事塞翁が馬

俺の座右の銘

「黄梁一炊の夢」だった。

76歳になろうとしている今

人間万事塞翁が馬」という心境に達した。

迷わずに言おう「未来はさっぱり予測できない」何がいいのか悪いのか。

歩けなくなった俺はなぜそうなったか?

60歳代で人生で歩いた分の半分は歩いた、歩きまくったそして歩けなくなった。

しかし60歳代で歩いていなかったら俺は70歳にならなかっただろう。

すでに死んでいただろう。そして歩けなくなった今思うことは。

東京も歩いた沖縄も台北も北京も上海も長春も歩いた歩いた。歩いていてよかったのだ。今はどんなに歩きたくても歩けない。中学校時代は走り高跳びの選手でバレー部では鹿児島市大会優勝前衛レフトだった。高校では内股大外刈り大内刈りの得意な選手で鹿児島県大会では団体3位にもなった。昨日プールで水中歩行よぼよぼ頼りなく歩く自分の姿に、声をかけてくれた監視人の兄さんにそんな過去の自分を語りたい気にもなったのだった。ロト6ロト7を毎回買い続けている。「人間万事塞翁が馬」当たった方がいいのか当たらない方がいいのか、俺にはわからない。

当たったときはまたよし、当たらないときもまた良し。それを「人間万事塞翁が馬」と俺は言う。10年日記を見ると昨年の今頃はヘルニアで入院していた不安な日々でもあった。その手術を終えて今の俺には下腹が膨れ上がったあの不安はない。脱腸だった。

子どもの頃「脱腸脱腸」とはやし立てた幼なじみがいたが、まさかの脱腸。

今年の俺にはその不安が消えただけでもよかった。

そう思いながら今日はプール水中歩行を頑張って行こうと思っている。