閑さや岩にしみ入る蝉の声

我が家の小さな庭に

蝉の声

夏が来たと

娘は喜んでいた

娘は夏が好きだという

八月　生まれた日が山の日になった

昆虫に詳しければ

蝉の種類がわかるだろうに

検索すると

芭蕉のこの句の蝉は

アブラゼミだと斎藤茂吉は断定していたが

小宮豊隆がニイニイゼミと反論して

蟬論争があったとのこと

斎藤茂吉もニイニイゼミを認めたとも

斎藤茂吉は北杜夫のお父さんだ

我が家でうるさく鳴いている

蝉の正体は何だ？

紅葉の大木で鳴いているのか

桜か

裏庭では金木犀だろうか、柿の木かな

まさか無花果ではないだろう

みｙ