「何でも鑑定団」を見ている。
たくさんの書物やビデオテープを捨てた。
1000万円以上はあっただろう。
俺のお宝は?
1本のDVDだ。
中国の映画監督謝晋さんとお会いした時の自分のテープだ。
いくらの値打ちがあるかは知らないが、その出会いは奇跡だった。
かけがいのないものであった。
20年以上前中国に出張した。
大連で外交部の女性にお会いした。
その食事の席で俺の夢を語った。
「芙蓉鎮の謝晋監督にお会いしたい。卒業論文で謝晋監督のことを調べたい」と、
その翌日その女性から電話があった。
「上海に行ったら、謝晋監督に電話をしてください」と電話番号を下さった。電話をすると謝晋監督本人が出てこられた。
そして上海の謝晋監督の映画スタジオで監督にお会いして、話をさせてもらった。
ビデオカメラを設置してその状況を写した。
その時謝晋監督がスタジオを見学しないかと誘われたが、しなかった。
当時そこには学生だった潘冰冰さんがいたようだった。
今、その半冰冰さんの「武則天」のドラマを見ている。
潘冰冰さんに会うチャンスは逃したが、謝晋監督はしっかりビデオに残した。
そのビデオテープが俺のお宝になる。
中国の「何でも鑑定団」に出品すれば、まさに世界に一本の謝晋監督の映像になる。
私に謝晋監督を紹介してくださった大連の白さん、お会いしたい。
会えないことはない、大連にはコネがあるのだ。
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