悪徳宿に泊まる

『隋唐演義

第3話「郡主家を出奔し 秦瓊 悪徳宿に泊まる」

 秦瓊が泊まった宿で金を請求される、その時旅館の奴に金を見られた。

その夜、金を盗まれ、再度請求され武器を質に売り、さらに馬まで売って金をこしらえた。

悪徳旅館だった。

 俺の2回目の外国旅行も台湾だった。

1972年田中角栄首相が中国と国交回復した年だ。

台湾行きの飛行機は客はおらず、ほとんど空席。

その旅で高雄に泊まった。

部屋に荷物を置いて、友人宅を探しに行って、帰ってくると、

金は取られて、カメラも盗まれていた。

宿の使用人とわかったので、警察に行って事情を説明すると、

日本語のわかる警官が「何をしに台湾に来たのか、早く国に帰れ」と一蹴。

日台関係が最悪になったときだった、

そこで泥棒に遭う前は台北で詐欺にやられた。

その時、24歳、おかげでその後の旅での盗難心得はしっかりなった。

そんなことをこのドラマは思い起させてくれた。