台湾で映画を見始めたころ

まさか外国旅行に行って、映画を見るなどという事は、

想像もしていなかった。

初めての台湾旅行、偶然知り合った早稲田の学生が教えてくれた。

語学と文化の勉強になると。

2度目の旅からは、映画館通いをする目的の台湾の旅になった。

映画館で中国語を学ぼうと思い立ったのである。

ブルースリーの看板が目立っていたころだったが、ブルースリーは知らなかった。

カンフー映画がおもしろいとはおもわなかったのだ、

たまたま入って見ると、悪役は日本兵、日本人だった。

中国語の字幕が出ることも初めて知った。

映画開始時は全員起立して国歌斉唱、それも驚いた。

しかし旅の目標が出来て、時間も有効に使えるようになった。

そのころの気分を突然思い出したのだ。

中国映画「名家の妻たち」というテレビドラマを見ながら、

騎馬が多いのにも当時は不思議だったが、今では中国は騎馬の国だったということも

知るようになった。

印象的だったのは女性の下着だった。それは日本では見た事もない姿だった。

そんなことを思い出させてくれた、今朝のドラマ鑑賞。

今になれば、まだまだモーレツでよかった、映画や京劇を見る機会は。

今、毎日中国ドラマを見ている、1日8時間見れば、悔いも遺らないだろう。

沖縄ラジオを2時間、落語や日本小説の朗読を2,3時間。

昨夜は「吉川英治水滸伝」を新鮮な思いで聞いていた。