閉会式を見ている。
1964年の東京オリンピックを思い出す。
高校1年生だった。
オリンピックに出場したいという夢を小学6年生の卒業文集に書いたような気がする。あの時の閉会式を見て、俺は外国旅行をしたくなった。
外国人との交流をしたくなった。
そのオリンピックの7年後には初めての台湾旅行。
今度のオリンピックで俺にもまだ感動する情熱があったことが嬉しかった。
もう枯れ切った肉体と心ではないかとおもっていたが、熱い思いはまだまだ続いていた。選手の入場の様子を見ながら、1964年の感動はわいてこない。
コロナのせいだろうが。そしてもう一度柔道女子の素根輝さんを見たい。
卓球の水谷隼さんも見たい。1964年のオリンピックを見た時、次回の東京オリンピックの時には歩けなくなるなんて、思いもしなかったが、生きている予定ではなかった。親父が49歳で亡くなったので、おれもそれぐらいだろうと思っていた。大橋選手のコメントを語るNHKの解説者。
国旗入場の時、大橋さんがいたことは嬉しかった。
最後になって金メダルを獲得したレスリングの須崎優衣さんは俺の後輩になるなあ。
1964年の聖火最終ランナーは坂井義則さん、俺はその様子を見て大学進学に燃えったことを思い出した。57年前のことだ。