コロナ禍の高校生

1964年の東京オリンピックの年に、

高校1年生だった。

卒業したのは1967年3月。

学生運動が真っ盛りだった。

受験希望の大学の入学試験があるだろうかと

心配した。

受験できたときは嬉しかった。

高校時代、灰色の高校生活と言われたが、

俺たちは灰色とは思わなかった。

謳歌した。

卒業後、定年になってからの

東京の同期会で、一部の人が「灰色の高校生活でした」と発言した時、

そんな人たちもいたのだなあと思った。

なぜ謳歌したか。

一言で言えば、友達がよかったのだろう。

遊んだ連中は、灰色にしたくない生徒たちだった。

先生に目をつけられている生徒たちだったのだろう、

おかげで青春した。

そしてコロナ禍の高校生たちを見ている。

ニュースでの発言を聞きながら、

それなりに謳歌しているのもいるのでは、

と思った。

コロナ禍の我が家、心までは知らないが、

謳歌しているように見える。

謳歌していないのは・・だけかも。

俺が楽しんでいる部分。