蘇我馬子

厩戸皇子蘇我馬子を刺した。

うめき声をあげた蘇我馬子の胸から仏像がぽろりと。

刺した刀は仏像に当たっただけで蘇我馬子は無事だった。

我が娘誕生の時のことを思った。

娘は帝王切開で生まれた。難産だった。

娘が無事誕生したときに母が仏壇に置いていた陶器の千手観音の手が

一本壊れたと。

たぶん観音様がその手で難産をスムースに処理してくれたのではと。

34年前のその仏像は母亡きあとも仏壇においてある。昨日はその仏壇にお参りをしてきた。

仏の力、蘇我馬子は日本の仏教伝来の初期の頃に尽力を尽した人だったようだ。

画面の映像では蘇我馬子がこわれた仏像を見ている。

今田耕司小野妹子が隋から裴世清を伴って帰って来た場面で終わった。当時の中国隋はあの煬帝の時代だ。