『花も嵐も寅次郎』

1982年12月28日公開

この映画は見ていなかった。

今日初めて見た。

沢田研二と田中裕子の結婚に縁があったこの映画、

俺はさけていたのかもしれない。

寅次郎のマドンナなら、見たのだろうが、

そして今日見ることができたのは、先日から田中裕子の演じる「西太后」を見たからだったかもしれない。田中裕子について深く知りたくなった気持ちはあった。

公開から40年経っている。当時は俺も33歳、沢田研二と同じ年齢。

俺には生々しかったのだろう。70歳で俺も枯れたのだろう。二人の恋を祝福する気持ちで今日は見た。1982年という年の自分の生活も考えた。波乱万丈の時代だったような気がする。いい言葉で言えば波乱万丈だが、自分の人生では意気揚々としていた時代ではなかった。それにしても寅さんの映画で俺が見ていないものがあることを今日は知った。苦手だった映画も見てみよう。浅丘ルリ子が出演の映画を一番見ていた。

まだまだ見なければならないものがたくさんある。小津安二郎もたくさん持っているのだが、なかなか見ることに踏み切っていない。忙しい忙しい。