教え子

今朝の夢に教え子が出てきた。

昔と同じ顔をしていた。

俺が呼びかけると、すぐにはわからないようであった。

思い出して、彼が発した言葉が「先生、日本にいたのですか」だった。

彼は高校を卒業してサンロイヤルホテルに勤めた。

サンロイヤルホテルはこの数年よく通っているホテルバイキングがある。

食べる時も思い出していたが、帰る途中に彼の実家の前を通る、昔の弁当屋の看板がいまでもそのままになっている。通るたびに偶然逢わないだろうかと思っていた。

だから今朝の夢に、夢の中でも彼に言っていた。

「君の家の前を通るとき、君のことを思い出していた」と。