高校時代の同級生だった京子さん、
同窓会でも何度かあったが、
60歳を過ぎても、魅力ある美人だった。
その人が再婚をするのである。
私の元上司と、上司と言っても、
私よりずっと若い人だった。
結婚式だったのか、私も祝辞を言っていた。
嫉妬心もあった。
そして祝辞の中で行った言葉が、新郎もいたのに、
京子さんはだれだれとお似合いですと言うような祝辞、
そのだれだれは新郎ではなかった。
誰と行ったのか、目が覚めた時には覚えていなかった。
なぜ京子さんが出てきて、元上司が出て来たのか、
目が覚めてからしばらく考えた。