青樹明子著『学生生活をもう一度』

9月2日朝6時半、この本を読み終えた。

明日娘が東京に帰るので、この本を娘にやろうと思い、

今朝は起きてからテレビもつけずに一気に読み上げた。

振り返ってみれば、ビデオデッキが世の中になかったころの俺は、

朝起きて、読書をするというのは普通のことだった。

テレビテレビと見まくるような生活になったのは、友人の茂君から電気屋を紹介されてソニーのベータマックスデッキ24万円を買ったときからだ。

1976年ごろだったのでは。

そしてこの本の読書感想は、自分が北京についても中国についても、何も知らなかったということを、今朝は感じた。

北京には2度留学をした。台北にも1度留学をした。長春には4年間高校教師として生活をしていたのに、自分の観察力の浅さに愕然としている。

やがて74歳になろうとしているのに、俺は何を勉強してきたのか?

中国の知識でさえも中国の小学生にも及ばないだろうと、

空しくなってきた。

この作者は1955年生まれの大学の後輩になる。

昭和30年生まれのこの作者の観察力、

「知らないと言うことを、あらためて知った」という読後感想。

しかし今朝の一気読みで、俺の読書力もまだ少しはあることも知った。

最期の時間まで、さらなる勉強を・・・

9月2日金曜日午前6時50分