肥後の昔話

ずっと熊本弁を聞きたいと思っていたが、ラジオでは聞くことができなかった。

ラジコでまさかの熊本のラジオ。そして偶然見つけたのが、「RKK飛んでるワイド太田黒浩一のきょうも元気で!」という番組だった。パーソナリティーの太田黒浩一さんは熊本では有名な人だったようだが、俺は全然知らない人だった。今はこの人が肥後にわかの役者でもあることがわかったが。俺は沖縄民謡への興味もあるが、肥後にわかという熊本の芸能にも本能的な興味があった。しかしチャンスはないと思っての75歳になっていた。この人が語るのが「肥後の昔話」だ。この話は、この放送を聞き始めてから毎日聞いている。この語り口に亡き親父を思い出している。1968年に亡くなった親父、55年前だ。その親父がずっと熊本弁が抜けていなかったことを、この昔話を聞くことによって再認識した。親父を思い出させてくれるこの放送のこの昔話だ。