北海道の熊ではない。
熊襲の熊かもしれない。
熊本の熊、熊本弁の熊だ。
この数年沖縄のラジオに夢中だった。
沖縄民謡、沖縄弁、沖縄文化に興味があったが。
今年後半になって熊本のラジオ番組と出会った。
そして大晦日の今日。
俺はすっかり熊本に夢中になっていた。
選んだ番組がよかった。【とんでるワイド太田黒浩一のきょうも元気】
パーソナリティの太田黒浩一さんの熊本弁、その相手をする女性アナウンサーの熊本弁のかけあいに、【しびれているのだ】
まさに俺が生まれた時の言葉が聞こえて来たと言ってもいいだろう。
昭和23年俺の耳に入って来た最初の言葉が熊本弁。
父母の語り、祖父母の語り、叔父たちのことばが、蘇ってきている。
毎晩聞いているが、毎夜、亡きその人たちのことを思い出している。
来年は熊本弁にさらに深くなると思っている。
脚がよくなったら最初の旅は沖縄と考えていたが、俺は生まれ故郷の八代に行こうと思っている。正月でも行動しようかとも、足をひきずりながら。
俺の神髄は性根は、熊本人だったのだろうと。それでも熊本人とはいいきれない。
幼稚園から高校まで鹿児島で教育されたので、鹿児島人でないとはいえない。
はっきりいえば俺は【九州人】これは間違いがない。父は熊本人だが、母の祖父母は福岡人、中国語も語り、中国も好きだが、中国人ではない、日本人というよりも九州人こそ俺なのだ。来年は九州人としての自覚をもって生きようと思う。
【熊】が今年の俺の漢字ではあるが、俺の干支は【鼠】なのだ。子どものころから鼠年というのは好きではなかった。妻は来年の年女【龍】である。強い女だが、歳末のこの数日は風邪で体調を崩している。中国人が一番大事な龍の2024年、中国が何かしでかさなければいいが、台湾のやはり【辰】なのだ。